HIITとは?やり方・効果・初心者向けメニュー|短時間で脂肪を燃やす
「時間はないけど脂肪を落としたい」。そんな人に注目されるのがHIIT(ヒット)。短い全力運動と休憩を交互に繰り返すトレーニングで、有名なタバタ式ならたった4分です。中身を先に書いてしまうと、タバタ式は20秒の全力運動と10秒の休憩を8セット、合わせて4分です。器具は要らず、自重の種目でも組めます。ただし短いぶん1本あたりの負荷が高いので、これは毎日やるものではありません。回せるのは週2〜3回まで。「きつい=正義」で毎日追い込むのが、いちばん怪我と挫折に近い進め方です。
- HIITは全力運動と休憩を交互に繰り返す短時間トレ
- 脂肪燃焼・心肺強化をねらえ、運動後も代謝が上がりやすい
- タバタ式は20秒全力+10秒休憩×8セット=4分
- きついので週2〜3回まで。毎日はやらない・いきなり全力にしない
HIITとは?
HIITは「High Intensity Interval Training(高強度インターバルトレーニング)」の略。ほぼ全力の運動を短くやって、短い休憩をはさみ、それを何度も繰り返します。ずっと同じペースで走るジョギングとは正反対で、「全力 → 休む」を波のように繰り返すのが特徴です。
代表的なのがタバタ式。20秒の全力運動+10秒の休憩を8セット(合計4分)という短さながら、しっかり追い込めば心臓がバクバクになるほどきつい内容です。器具なしの自重種目でもできるので、自宅でも取り組めます。
HIITの効果
短時間でも、次のような効果が期待できます(効果や強度には個人差があります)。
- 高強度で多くのエネルギーを使うため、短時間でも消費が大きく、脂肪燃焼につながります
- 全力で追い込むことで、持久力の土台(VO2max)を高めやすくなります
- 激しい運動のあとは、体が回復のために酸素を多く使い、運動後もカロリー消費が続きやすい(アフターバーン、EPOCと呼ばれる現象)
- 何より短時間で終わるので、忙しくても続けやすいのが利点です
「短い=楽」ではなく「短いけどきつい」のがHIIT。だからこそ短時間で成立します。
初心者向けの種目とメニュー
まずは器具なしでできる種目から。次のような動きが定番です。
- バーピーは、しゃがむ→手をついて足を伸ばす→戻って跳ぶ。全身と心肺に効く王道です
- その場でのもも上げは、膝を高く、リズムよく上げていきます
- スクワットジャンプは、スクワットの動きから軽くジャンプします
- マウンテンクライマーは、腕立ての姿勢で膝を胸へ交互に引きつけます
好きな種目を1つ選び、休憩を長めにとった設定から始めます。いきなりタバタ式で全力を出すのは危険なので、休憩を削るのは体が慣れてからにしてください。
| 段階 | 全力で動く | 休む | セット数 |
|---|---|---|---|
| 初心者の入口 | 20秒 | 20秒 | 6〜8セット |
| 慣れてきたら | 20秒 | 10秒 | 6〜8セット |
| タバタ式 | 20秒 | 10秒 | 8セット(合計4分) |
休憩を10秒に縮めるほかに、種目を組み合わせて強度を上げるやり方もあります。
頻度の目安と、毎日やってはいけない理由
HIITは週2〜3回が目安。強度が高いぶん体への負担も大きく、毎日やると回復が追いつかず、疲労がたまって逆効果になります。トレーニングの間は1〜2日空けて、しっかり回復させましょう。筋トレと組み合わせるなら、別の日にするか、疲労を見ながら調整します。
【要注意】HIITでやりがちな失敗
短時間で効果的な反面、無理をすると怪我につながります。次に気をつけましょう。
- いきなり全力で毎日やると、膝や心臓に負担がかかります。まずは休憩を長めに、週2〜3回から
- フォームが崩れたまま続けると、ジャンプの着地で膝を痛めやすくなります。疲れて動きが乱れたら止めましょう
- 逆に強度が足りず“ただの運動”になっているケースも。「もう無理」の少し手前まで追い込めていないと効果は出にくいです
- ウォームアップなしで急に高強度へ入るのも危険です。軽く体を温めてから始めます
HIITと有酸素、どっちがいい?
「HIITだけやれば有酸素はいらない?」と迷いますが、役割が違うので両方に価値があります。
| 見るところ | HIIT | ゾーン2(ゆっくり長く) |
|---|---|---|
| 強度 | ほぼ全力を短く繰り返す | 楽に続けられるペースを保つ |
| 得意なこと | 短時間で強く追い込む | 脂肪を使う体づくりと、心臓の土台強化 |
| 頻度 | 週2〜3回まで | 疲労が残りにくいので毎日でもOK |
きついHIITを週2〜3回、楽な有酸素を普段に、と組み合わせるのが賢い使い方です(違いは「有酸素運動と筋トレ」も参考に)。
続けやすくする道具
ジャンプや床の動きが多いので、マットを1枚敷くと、着地の衝撃をやわらげ、滑らず安全に取り組めます。
まとめ
- HIITは全力運動と休憩を繰り返す短時間トレ。タバタ式は4分
- 脂肪燃焼・心肺強化・アフターバーンをねらえて時短
- 初心者は「20秒動く+20秒休む」を6〜8セットから
- 週2〜3回まで。毎日・いきなり全力はNG
- ゆっくり有酸素とは役割が違う。組み合わせるのが賢い
ご注意: HIITは心臓に強い負荷がかかります。心臓・血圧に不安のある方、持病のある方、運動から長く離れていた方は、始める前に医師にご相談ください。膝や腰に痛みが出たら中止し、ジャンプ系がつらい場合は着地の衝撃が少ない種目に変えてください。体調の悪い日は無理をしないでください。効果には個人差があります。