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マルトデキストリン(粉飴)とは?増量・トレ中の糖質補給に使う人・要らない人

2026年7月18日 公開 / 2026年7月18日 更新
マルトデキストリン(粉飴)のパウダーとシェイカーを描いた線画イラスト。パウダーをボルト色で強調

プロテインやEAAは有名でも、マルトデキストリン(通称・粉飴)はピンとこない人が多いはず。これは「素早く吸収される糖質のサプリ」で、増量したい人やハードなトレをする人がエネルギー補給に使います。ただ正直に言うと、ふつうの筋トレには必須ではなく、ダイエット中はむしろ不要。使いどころを間違えると「ただ太るだけ」にもなります。この記事では、マルトデキストリンの向いている人・要らない人と、使い方・注意を正直に解説します。

この記事の要点
  • マルトデキストリンはでんぷん由来の、素早く吸収される糖質(粉飴)
  • 向くのは増量したいハードゲイナー・長時間/高強度トレの糖質補給
  • ふつうの筋トレ(〜60分)や減量中には基本不要
  • 使いすぎはただの余剰カロリー。血糖の急上昇にも注意

マルトデキストリンとは?

マルトデキストリンは、とうもろこしなどのでんぷんを分解して作った糖質。いくつかのブドウ糖がつながった多糖類で、甘さはひかえめ、水に溶けやすく、素早く吸収されるのが特徴です。日本では「粉飴(こなあめ)」としても売られています。

ざっくり言えば、「手軽に大量のカロリー(糖質)を、素早く補給できる粉」。だから使いどころは「エネルギーをすぐ・たくさん足したい場面」に限られます。

向いている人①:増量・ハードゲイナー

食べても太れない・体重が増えない——いわゆるハードゲイナーで増量したい人には、マルトデキストリンが役立ちます。理由は、固形の食事だけでは必要なカロリーを摂りきれない人が、飲み物で手軽に糖質(カロリー)を足せるから。プロテインに混ぜれば、市販の高価なウェイトゲイナーの代わりにもなります。増量の考え方は「短期間で体を大きくするには」もどうぞ。

向いている人②:長時間・高強度トレの糖質補給

もう一つの使いどころがトレ中(イントラワークアウト)の補給90分を超える長時間トレや、高強度で何種目も追い込むときは、筋肉のエネルギー源(グリコーゲン)が枯渇して後半にバテることがあります。ここでマルトデキストリンを溶かした飲み物をちびちび飲むと、エネルギーを切らさず粘れる、というわけです。EAAと混ぜて“イントラドリンク”にする人もいます(「EAAとBCAAの違い」)。持久系のスポーツでも同様に使われます。

【正直に】要らない人

一方で、次のような人には基本的に不要です。

  • ふつうの筋トレ(30〜60分程度)の人 — 事前の食事の糖質で足ります
  • 減量・ダイエット中の人 — わざわざ糖質(カロリー)を足す意味がない。むしろ逆効果
  • 普通に体重が増える人 — 食事で糖質をとれば十分

マルトデキストリンは「筋肉を増やす魔法の粉」ではなく、ただの糖質カロリーが必要な場面でだけ価値があると理解してください。糖質を含めた栄養の全体像は「PFCバランスとは」で整理できます。

使い方の目安

目的によって、混ぜる量とタイミングが変わります。

用途1回の量タイミングポイント
増量(ハードゲイナー)20〜50g食間・食事にプラスプロテインに混ぜて“自作ウェイトゲイナー”に
トレ中の補給20〜40g長時間・高強度トレの最中水500ml〜に溶かしてちびちび飲む
(減量中)基本は不要。足すなら目的を明確に

溶けやすく甘さ控えめなので混ぜるのは簡単。ただしいきなり大量に摂るとお腹がゆるくなることがあるので、少量から試しましょう。

【注意】太る・血糖の急上昇

マルトデキストリンは、便利な反面リスクもあります。

  • ただの余剰カロリーになりやすい — 目的なく足すと、脂肪として蓄積するだけ
  • 血糖値を上げやすい(高GI) — 血糖の急上昇・急降下を招くことがある。糖尿病・血糖値の管理をしている人は使う前に医師に相談
  • 虫歯・歯の健康 — 糖質なので、だらだら飲みは口内環境に注意

「太りたくないのに何となく」で使うのはいちばんもったいないパターン。目的に合うときだけ使いましょう。

まとめ

  • マルトデキストリンは素早く吸収される糖質(粉飴)。カロリー補給の道具
  • 向くのは増量したいハードゲイナー・長時間/高強度トレの補給
  • ふつうの筋トレや減量中には基本不要
  • 使いすぎは余剰カロリー・血糖の急上昇に注意

自分が「カロリーを足したい側」なのか「減らしたい側」なのか——ここを見極めれば、マルトデキストリンが必要かどうかは自然と判断できます。サプリ全体の優先順位は「筋トレサプリは何から買う?」も参考に。

ご注意: マルトデキストリンは血糖値を上げやすい糖質のため、糖尿病や血糖値の管理をしている方、内臓に持病のある方は、利用前に必ず医師にご相談ください。必要なカロリー・糖質量には個人差があります。減量中の方には基本的に必要ありません。