スクワットの正しいやり方|効果・回数・膝が痛くならないフォーム
スクワットは「キング・オブ・エクササイズ」と呼ばれるほど効率のいい種目。道具なしで、体の中でも大きな下半身の筋肉をまとめて鍛えられます。ただ、やり方を間違えると膝や腰を痛めるのも事実。この記事では、正しいフォーム・効果・回数の目安・膝が痛くならないコツまで、図解つきで正直に解説します。
- スクワットは太もも・お尻・体幹をまとめて鍛える効率No.1級の種目
- 下半身は全身の筋肉の6〜7割。鍛えると基礎代謝も上げやすい
- 最大のコツは「お尻を後ろに引く」「膝とつま先を同じ向き」
- 膝がつま先より大きく前に出る・内に入ると痛めやすい
スクワットは何に効く?
スクワットは、しゃがんで立ち上がる動作で下半身をまるごと使います。主に効くのは次の筋肉です。
- 大腿四頭筋(太ももの前)
- ハムストリングス(太ももの裏)
- 大殿筋(お尻)
- 加えて体幹もバランスを取るために働く
下半身の筋肉は全身の筋肉量の6〜7割を占めるといわれます。つまりスクワットで大きな筋肉を動かすことは、基礎代謝を上げて太りにくい体をつくるうえでも効率的。ダイエット目的の人にもおすすめできる理由がここにあります。
正しいフォーム
回数より、まずフォーム。次の手順で「効く・痛めない」スクワットになります。
- 足は肩幅に開き、つま先はやや外向き
- 胸を張り、背中はまっすぐ(丸めない・反りすぎない)
- お尻を後ろに引くように、イスに座る動きでしゃがむ
- 膝とつま先は同じ向き。膝が内に入らないように
- 太ももが床と平行になるくらいまで下ろす(無理ならできる範囲で)
- かかとで床を押して立ち上がる
「しゃがむ」というより「お尻を後ろに引いて椅子に座る」イメージを持つと、自然と正しいフォームになります。
【要注意】膝が痛くなるNGフォーム
スクワットで膝を痛める人は、たいてい次のどれかです。セルフチェックしてみてください。
- 膝がつま先より大きく前に出る — 膝に負担が集中する。お尻を後ろに引いて、すねを立て気味に
- 膝が内に入る(ニーイン) — 膝をひねる形になり痛めやすい。膝を「小指側」に開く意識を
- かかとが浮く — バランスが崩れ膝に負担。かかと重心で、足裏全体で踏む
- 背中が丸まる — 腰を痛める原因。胸を張って背すじを保つ
- いきなり深くしゃがみすぎる — 柔軟性が足りないとフォームが崩れる。まずは浅めから
とくにニーイン(膝が内側に入る)は女性や運動不足の人に多く、膝痛の大きな原因。膝とつま先を同じ方向に——これだけでかなり防げます。
何回×何セット?毎日やっていい?
初心者はまず10〜15回×2〜3セットから。フォームが安定してきたら回数やセットを増やします。物足りなくなったら、後述のダンベルで負荷を足すのが効率的です(回数を無限に増やすより、適度な負荷のほうが筋肉は育ちやすい)。
自重スクワットなら週2〜3回が目安。筋肉は休んでいる間に回復して強くなるため、同じ部位は1〜2日空けるのが基本です。軽めの自重なら毎日でも大きな問題はありませんが、膝や腰に張りを感じる日は休みましょう。トレーニング頻度の考え方は「筋トレの頻度は週何回?」も参考に。
バリエーションで負荷を調整する
ワイドスクワット(内もも・お尻)
足を肩幅より広く開き、つま先を外に向けて行うと、内もも(内転筋)とお尻により効きます。お尻を引き締めたい人におすすめ。
ダンベルスクワット(負荷を足す)
自重で物足りなくなったら、ダンベルを持って負荷を足します。胸の前でダンベルを縦に持つゴブレットスクワットは、フォームが安定しやすく初心者にも向きます。
重さを変えられる可変式ダンベルなら、1つで軽い負荷から重い負荷までカバーでき、省スペースで長く使えます(選び方は「可変式ダンベルの選び方」)。
「スクワットで脚が太くなる」は本当?
女性からよくある不安が「スクワットで脚が太くならない?」。結論、普通の自重スクワット程度で、脚が極端に太くなることはまずありません。太い脚をつくるには高重量・高ボリュームのトレーニングと十分な栄養が必要で、それは意図しないと起こりにくいからです。むしろ余分な脂肪が減り、お尻が上がって脚のラインが引き締まる効果のほうが期待できます。脚やせ・下半身の引き締めについては「脚の筋トレ」「お尻を鍛える」もどうぞ。
まとめ
- スクワットは太もも・お尻・体幹を鍛える効率No.1級の種目。基礎代謝アップにも
- コツは「お尻を後ろに引く」「膝とつま先を同じ向き」
- 膝が前に出すぎる・内に入ると痛めやすい。ここを直すのが最優先
- 目安は10〜15回×2〜3セット。物足りなければダンベルで負荷を
- 普通のスクワットで脚は極端に太くならない。むしろ引き締まる
ご注意: 膝や腰に痛みが出たら中止してください。膝や腰に持病のある方、妊娠中の方は、無理をせず必要に応じて医師にご相談ください。深くしゃがむ動作がつらい場合は、浅い範囲から始めて構いません。効果や適切な負荷には個人差があります。