HYROX 2027 日本開催スケジュール|大阪1月21日・名古屋4月16日、練習期間の3か月差でどちらに出るか決める

2026年9月1日 公開 / 2026年9月22日 更新
分かれ道の前に立ち、左右に建つ2つの屋内展示場のどちらに進むかを選ぶアスリートを描いた線画イラスト

幕張メッセの4日間が終わってから、次に出る大会を探そうとすると、まず日程が一枚にまとまっていないことに気づきます。公式の「レースを探す」は世界中のレースが日付順に並ぶ一覧なので、日本の大会を拾うだけでかなりスクロールすることになります。2026年9月22日に確認した範囲では、2026/27シーズンの日本開催は大阪と名古屋の2つだけでした。

そして、この2つは並んだ選択肢というより、性格の違う別物の大会です。買った瞬間から本番までに積める練習が12週間ぶん違ううえ、いまは片方だけが買える状態にあるからです。

結論
  • 日本開催は2大会だけ。大阪が2027年1月21日(木)〜25日(月)・インテックス大阪、名古屋が4月16日(金)〜18日(日)・ポートメッセなごや
  • 大阪はチケット発売中、名古屋はまだ発売前(2026年9月22日確認)
  • 残り時間は大阪が約17週、名古屋が約29週。買える時期がずれているぶん、決める順番も変わる
  • 専用器具に一度も触っていない種目が3つ以上あるなら、合計点を数えるまでもなく名古屋を選ぶ

競技そのもの、1kmランを8本挟みながら回る8種目の中身やルール、完走タイムの目安は「HYROX(ハイロックス)とは?全8種目・ルール」が扱っています。この記事はルールの説明をせず、いつ・どこで・どちらに出るかだけに絞ります。

2026/27シーズンの日本開催は2大会だけ|日程・会場・チケットの現況

公式イベントページとレース一覧で確認できた内容を、2大会ぶんまとめます(2026年9月22日確認)。

項目BYD HYROX 大阪HYROX Nagoya
日程2027年1月21日(木)〜25日(月)2027年4月16日(金)〜18日(日)
開催日数5日間(木曜スタート)3日間(金曜スタート)
会場インテックス大阪(大阪市住之江区)ポートメッセなごや(名古屋市港区金城ふ頭3-2-1)
最寄りニュートラム「中ふ頭」ほかあおなみ線「金城ふ頭」
チケット発売中(選手用・観戦用とも)Ticket sales start soon!(未発売)
一覧のボタンBuy TicketsFind out more
会場の詳細大阪2027の記事名古屋2027の記事

注目したいのは、チケットの行です。ここは9月のあいだに2回動いています。名古屋は夏まで「ウェイトリストに登録する」という案内が出ていて大阪より一段手前にあり、9月上旬に大阪と同じ「まもなく発売」へ並びました。そして9月下旬、今度は大阪だけが購入ボタンに切り替わって発売が始まっています。

この並びは、決める順番を変えます。大阪は今日からでも買えて、名古屋はいつ買えるようになるか分からないという非対称な状態だからです。名古屋が本命なら待つあいだに準備を進められますが、大阪が本命なら先延ばしにする理由がありません。区分と出走する曜日の組み合わせで売れていくので、迷っているあいだに希望の枠が消える側にいるのは大阪のほうです。どちらに出るかを自分の準備状況から決める材料は、この記事の後半に数える形で置きました。

なお、開催地ごとのアクセスや会場の使い方はそれぞれの記事が担当します。インテックス大阪は1号館から6号館に分かれた広い施設で「どの号館か」が直前まで確定しない問題があり、そこは大阪の記事で扱っています。ポートメッセなごやの行き方や東海エリア初開催という位置づけは名古屋の記事のほうが詳しいです。

大阪1月と名古屋4月で、実際に何が変わるのか

日程表だけ見ると「1月か4月か」という差にしか見えませんが、申し込む側の視点に置き換えると、変わるものは3つあります。

比べる観点大阪(1月21〜25日)名古屋(4月16〜18日)
本番までの残り約17週(121日)約29週(206日)
会場までの移動1月下旬。雪や強風でダイヤが乱れる時期4月中旬。天候は安定するが行楽期で宿が動く
ウォームアップ寒い外から入るので体温を上げ直す時間が要る上着が邪魔になる日もあり、荷物の設計が変わる
平日枠木・金・月の3日ぶんある金曜の1日だけ

練習に使えるのは17週か29週か

2026年9月22日を起点にすると、大阪までは121日、名古屋までは206日です。週の単位に直すと約17週と約29週で、差は12週間になります。3か月ぶん多く練習できる、と書くと当たり前に聞こえますが、走り込みや器具に慣れる工程を段階的に積む人にとって、この12週は「1サイクルまるごと入るかどうか」の差です。

出典:健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023(厚生労働省) 同ガイドは成人に対し、3メッツ以上の身体活動に加えて筋力トレーニングを週2〜3日行うことをすすめています(厚生労働省 身体活動・運動/2026年9月22日確認)。これは健康の維持を目的にした水準で、レースの完走を保証する基準ではありません。ただ、週2〜3回という頻度を土台にして数えると、17週で34〜51回、29週で58〜87回ぶんの練習日が置ける計算になります。この差をどう見るかが、大阪と名古屋を分ける最初の材料になります。

1月の関西と4月の東海で、当日の過ごし方が入れ替わる

大阪は一年でいちばん寒い時期にあたります。屋内会場とはいえ、広い展示場は外気の影響を受けますし、スタートを待つ時間に体温が落ちると1本目の1kmランで脚が動きません。上着を着たままウォームアップして、直前に脱ぐ設計が要ります。

名古屋の4月中旬は逆で、動き出すとすぐ暑くなる時期です。防寒に割いていた荷物のぶんを、水分と着替えに回すことになります。同じ屋内レースでも、持っていくものの中身が季節でそっくり入れ替わるわけです。

移動そのものの読みにくさが違う

1月の東海道新幹線は関ヶ原あたりの雪で遅れが出ることがあります。当日移動で間に合わせる計画は、この時期に限って外したほうが無難です。4月は天候の心配は減りますが、春の行楽シーズンにあたるので宿の確保が先に効いてきます。ポートメッセなごやのある金城ふ頭は家族向けの施設が集まるエリアでもあるため、週末の周辺は混みます。

遠征の組み立て方|5日間と3日間で、選べる出走枠の数が違う

大阪は木曜から月曜までの5日間、名古屋は金曜から日曜までの3日間です。ここで効いてくるのは日数そのものより、平日の枠が何日ぶんあるかです。

大阪は木・金に加えて最終日の月曜も平日なので、平日の枠が3日ぶんあります。混雑を避けたい人や、日曜に帰りの移動を入れたくない人が選べる余地はかなり広くなります。ただし平日の朝いちばんの枠を取ると、遠方からは前泊が事実上必須になりますし、月曜の枠は日曜の宿を1泊足す前提になります。名古屋の平日は金曜だけなので、平日枠を狙う人はそこに集中します。

出走枠を決める順番は、遠征の場合は次のように考えると崩れにくくなります。

  • 帰りの移動を先に決める。日曜の夕方に帰るのか、月曜の朝に帰るのかで、取れる枠が絞られます
  • そのうえで前泊するかを決める。朝いちばんの枠なら前泊、昼以降の枠なら当日移動でも成立します
  • 最後に応援の人の予定を合わせる。観戦チケットが別途必要になるので、枠が決まってから人数を確定させます

会場までの具体的な経路と所要時間は、大阪の記事と名古屋の記事にそれぞれ地図付きで載せています。この記事は2大会を並べて選ぶところまでを担当し、選んだあとの会場ごとの動きはそちらが担当します。

いま8種目のうち何本を「規定どおり」通せるか

ここからがこの記事の本題です。大阪と名古屋のどちらに申し込むかは、好みや行きやすさではなく、今の自分が8種目のうち何本を規定どおり通せるかで決めるのがいちばん外しません。数えてみてください。

各種目について、下の条件を満たすなら「今できる」、回数や重量を落とせば形になるなら「落とせばできる」、器具に触ったこともないなら「手つかず」に分類します。

種目「今できる」と数えてよい条件
1000mスキーエルグ途中で手を止めずに1000mを漕ぎ切れる
50mソリ押し(12.5m×4本)レース規格の重量で、止まりながらでも4本ぶんを押し切れる
50mソリ引き(12.5m×4本)同じくレース規格の重量で、ロープを手繰って4本ぶんを引き切れる
80mバーピーブロードジャンプ立ち止まる時間を挟まずに80m進み切れる
1000mローイング途中で手を止めずに1000m漕ぎ切れる
200mファーマーズキャリー一度も床に置かずに200m運べる
100mサンドバッグランジバッグを担ぎ直さずに100m進める
100回ウォールボール2〜3セットの分割で100回を終えられる

ソリの2種目だけ、条件の書き方に注釈が要ります。公式ルールブックの表記は「50 METERS [4 X 12.5M]」で、50mを一本道で押し切るのではなく、12.5mのレーンを4本です。あいだに折り返しが3回あるので、止まったソリを押し出す場面が合計4回きます。一本道の50mを基準に数えると、いちばん重い部分を数え落とすことになるので、自己採点では「折り返しを含めて4本」で考えてください。折り返しで動かなくなる原因の切り分けは「HYROXスレッドプッシュ」が姿勢・歩幅・床の順で扱っています。

各種目の規格重量は「HYROX(ハイロックス)とは?全8種目・ルール」に一覧でまとめてあるので、数える前にそちらで自分のカテゴリーの数字を確認してください。この記事では重量の話はしません。

採点は「今できる」が2点、「落とせばできる」が1点、「手つかず」が0点で、16点満点です。合計が出たら、次の表に当てはめます。

合計点申し込むなら理由
12〜16点大阪(残り約17週)8種目の形はすでにできている。残りはレース規格に距離と重量を寄せる作業なので17週で足りる
6〜11点名古屋が本命。大阪に出るならダブルスを含めて考える単独で通せる種目が半分程度の状態で17週は短い。負荷を2人で分ける形なら大阪も現実的になる
0〜5点名古屋(残り約29週)走力と種目の両方を作る必要がある。29週あれば土台づくりに前半を使える

点数より先に効く条件|「手つかず」が3つ以上あるなら何点でも名古屋

そのうえで、合計点より優先する条件がひとつあります。「手つかず」が3つ以上あるなら、点数が何点でも名古屋を選ぶことです。

理由は体力ではなく段取りにあります。スキーエルグやウェイトソリ、規定の高さに投げられる壁は、置いてあるジムがまだ限られています。手つかずの種目が3つ以上あるということは、練習を始める前に「その器具がある場所を見つける」という工程が残っているということです。ここに数週間かかることは珍しくなく、17週のうち序盤が探しものに消えると、実際に走り込める期間は一気に短くなります。器具のあるジムの探し方は「HYROXの練習先の探し方」でまとめました。

自分で探したときにつまずきやすいのは、この4つでした。

  • スキーエルグ。ローイングマシンは置いていてもスキーエルグは無い、というジムがかなり多い
  • ウェイトソリ。走らせる直線が必要なので、屋内の一般的なジムでは置き場所ごと足りない
  • ウォールボール。ボールはあっても、規定の高さに投げられる壁と天井が確保できない
  • サンドバッグ。重量そのものより、担いでランジで進める通路が空いているかで詰まる

反対に、点数が低くても器具のある環境がすでに確保できているなら、大阪も選択肢に残ります。足りないのは慣れと持久力だけなので、17週で埋まる可能性があるからです。

申し込みを決めたあとに読む順番|練習メニュー、ダブルス、アジアの3本目

出る大会が決まったら、次に読むのは練習の中身です。スキーエルグやソリが無いジムで8種目をどう代替するかは「HYROXの練習メニュー」が扱っています。2人で分担するダブルスを検討するなら「HYROXダブルスのルール」を先に読んでおくと、申し込みのときに迷いません。

この2大会だけでは走れる月が1月と4月の2つに限られます。国内で足りないぶんを飛行機2時間半〜7時間のアジアで足す選択肢は、「HYROXアジア開催地2027」が担当しています。この記事が国内の日程、あちらが国外の3本目です。

なお、ここで選んだ大阪と名古屋は、どちらも2027年6月の世界選手権(香港)のスロットを持つ予選でもあります。この記事は「完走を目標に、残り時間からどちらに申し込むか」を決める側、招待枠の配られ方と48時間の返答期限は「HYROX世界選手権2027」が担当しています。上位を狙う予定がないなら、そちらは読まなくても申し込みは進められます。

まとめ

  • 2026/27シーズンの日本開催は大阪(2027年1月21〜25日の5日間・インテックス大阪)と名古屋(4月16〜18日・ポートメッセなごや)の2つだけ
  • 2026年9月22日時点で大阪は発売中、名古屋は発売前。買える時期がずれているので、大阪が本命なら先延ばしにする理由がない
  • 残り時間は大阪が約17週、名古屋が約29週。同じ2大会でも準備の設計は別物になる
  • 8種目のセルフチェックで12点以上なら大阪、5点以下なら名古屋。手つかずの種目が3つ以上あるなら点数に関係なく名古屋
  • 会場ごとのアクセスやチケットの細かい仕様は、大阪と名古屋それぞれの記事に分けてある

前回の幕張メッセがどんな大会だったかは「HYROX千葉(幕張メッセ)ガイド」に残してあります。あちらは終わった大会の記録、この記事はその次に出る大会の選び方という役割分担です。

ご注意: 日程・会場・チケットの状況は2026年9月22日に公式イベントページとFind Your Raceで確認した内容です。開催情報は変更されることがあるため、申し込みの前に必ず公式サイトで最新の表示を確認してください。セルフチェックの点数はあくまで申し込み判断の目安で、完走の可否を示すものではありません。持病がある方、しばらく運動から離れていた方は、本格的な準備を始める前に医師に相談してください。

よくある質問(FAQ)

2027年のHYROX日本開催はどこですか?
公式のFind Your Raceで2026年9月22日に確認した時点では、2026/27シーズンの日本開催は2つです。「BYD HYROX 大阪」が2027年1月21日(木)〜25日(月)にインテックス大阪、「HYROX Nagoya」が2027年4月16日(金)〜18日(日)にポートメッセなごやで予定されています。大阪は当初4日間と案内されていましたが、現在は月曜までの5日間に広がっています。どちらも木曜または金曜の開幕で、幕張メッセのときと同じく平日の枠が含まれます。休みを取る前提で見ておくと、あとで組み直さずに済みます。
チケットはいつから買えますか?
2026年9月22日時点で、大阪はすでに発売中です。レース一覧のボタンが「Buy Tickets」に変わり、選手用と観戦用が同じ販売ページに並んでいます。名古屋はまだ「Find out more」で、イベントページの表示も「Ticket sales start soon!」のまま、発売日は公表されていません。名古屋を待つなら、公式のニュースレター登録とアカウント作成を先に済ませておくのが確実です。
初挑戦なら大阪と名古屋のどちらがいいですか?
本番までの残り時間で決めるのが現実的です。2026年9月22日を起点にすると大阪まで約17週、名古屋まで約29週で、12週間ぶんの差があります。スキーエルグやソリなど専用器具のある練習先がまだ決まっていない場合は、器具を探す期間ぶんを引く必要があるため名古屋のほうが余裕を持てます。
大阪と名古屋の両方に出ることはできますか?
日程上は約12週間空いているので両方に申し込むことは可能です。大阪はすでに発売中、名古屋は発売前なので、先に大阪を押さえてから名古屋の発売を待つ形になります。ただし1月に全力で走った体で4月にもう一度ピークを作ることになるため、2本目は記録更新ではなく別カテゴリー(ダブルスやリレー)で楽しむ、といった位置づけにしておくと計画が破綻しにくくなります。