ジャパニーズウォーキング(インターバル速歩)とは?世界が注目する日本発の歩き方【やり方・効果】
2025年、海外のSNSや米・ワシントン・ポスト紙で「Japanese Walking(ジャパニーズウォーキング)」が話題になりました。名前こそ新しいですが、その正体は日本発の「インターバル速歩」。特別な道具もジムもいらず、歩き方を少し変えるだけで運動効果がぐっと上がる——そんな、運動が苦手な人にこそ試してほしい方法です。
- ジャパニーズウォーキング=早歩き3分+ゆっくり歩き3分を交互に繰り返す「インターバル速歩」
- 信州大学・能勢博教授が考案。研究で体力・生活習慣病・膝腰の痛みの改善が報告されている
- ダラダラ歩く「1日1万歩」より、短時間で効率的とされるのが人気の理由
ジャパニーズウォーキングとは?
正式にはインターバル速歩。信州大学の能勢博(のせ ひろし)教授らが考案・研究してきた歩行法で、名前のとおり「速い」と「ゆっくり」をインターバル(間隔)で切り替えて歩きます。2025年に海外で”Japanese Walking”としてバズり、逆輸入で日本でも再注目されました。
ポイントは、ずっと同じペースで歩かないこと。速歩きで体に少し負荷をかけ、ゆっくり歩きで回復させる——これを繰り返すのがミソです。
やり方(基本のセット)
やることは、たったこれだけ。
| ステップ | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| ① 早歩き | ややきつい速さで歩く | 3分 |
| ② ゆっくり歩き | 息を整えるペースで歩く | 3分 |
| ①②を繰り返す | 1セット=6分 × 5セット | 合計30分 |
目安は「1日30分(5セット)を、週4日以上」、または週に合計60分以上の早歩き。まとめて30分がきつければ、朝と夜に分けてもOKです。
「早歩き」の強度の目安
効果のカギは、早歩きの強度。研究では「ややきつい」と感じる速さ(最大体力のおよそ70%)が目安とされています。感覚でいうと——
- 息が弾み、会話が少しきついくらい
- 大股で、かかとから着地し、腕を大きく振る
- 「ニコニコおしゃべりできる」ペースでは軽すぎる
ゆっくり歩きは、逆にらくに息が整うペースで。この緩急が、普通のウォーキングとの決定的な違いです。
研究で報告されている効果
信州大学の研究グループは、中高年約7,300人を対象にした調査などから、5か月のインターバル速歩で次のような変化を報告しています(あくまで研究上の傾向で、効果には個人差があります)。
- 体力(持久力・脚力)が最大で約20%向上
- 血圧・血糖・肥満など生活習慣病の指標が改善
- 膝や腰の痛みが軽減
- 骨密度の向上・睡眠やメンタルの改善も示唆
「速く歩くだけ」ではなく、緩急をつけることで、無理なく負荷を高められるのが、この方法が評価されている理由です。数値や効果は、健康づくりの一般的な運動指針(厚生労働省など)とも方向性が一致しています。
「1日1万歩」との違い
「毎日1万歩」を目標にしている人も多いですが、ダラダラ長く歩くより、短くても緩急をつけたほうが効率的というのが、インターバル速歩の考え方です。歩数を稼ぐことより、「ややきつい」時間を作ることが体力アップの近道。時間がない人ほど、1万歩より30分のインターバル速歩が向いています。
こんな人に向いている
- 運動が苦手・久しぶり:ジムもマシンも不要。歩くだけで始められる
- 膝や腰が不安:走るより関節への衝撃が小さい
- 時間がない:1日30分・週4日から
- 筋トレの有酸素枠に:筋トレ後の有酸素としても使える(順番は有酸素と筋トレどっちが先?)
続けるコツと注意点
- 時計・スマホのタイマーで3分ごとに切り替える(アプリでもOK)
- 通勤や買い物の道を「速歩き区間」にすると、生活に組み込める
- 水分補給と、暑い時期の熱中症対策を忘れずに
- 準備運動と、痛みが出たら中止する意識を
よくある質問
- Q. 毎日やらないとダメ?/ A. まずは週4日が目安。毎日でなくても、続けることが一番大事です。
- Q. ダイエット効果はある?/ A. 消費エネルギーが増え、体力も上がるので減量の後押しになります。ただし基本は食事管理とセットで(お腹を凹ます手順)。
- Q. 筋トレの代わりになる?/ A. 脚の筋力や持久力には効きますが、全身の筋肉づくりは筋トレが得意分野。役割が違うので、組み合わせると効果的です。
まとめ
- ジャパニーズウォーキング=日本発の「インターバル速歩」。早歩き3分+ゆっくり3分を繰り返す
- 早歩きは「ややきつい・会話が少しきつい」強度が目安
- 1日30分・週4日から。研究では体力や生活習慣病、膝腰の痛みの改善が報告
- 歩数を稼ぐより「緩急」。時間がない人ほど相性がいい
ご注意: 効果には個人差があり、本文の数値は研究上の傾向です。持病のある方、心臓・血圧・膝腰に不安のある方、運動習慣のない方は、始める前に医師にご相談ください。体調の悪い日や、痛み・息苦しさがあるときは中止してください。