HYROXアジア開催地2027|日本は大阪と名古屋の年2回だけ、3本目は香港1月・台北3月・仁川5月から選ぶ

2026年9月7日 公開 / 2026年9月7日 更新
スポーツバッグを提げて歩くアスリートを中央に、左右にプッシュスレッドとスキーエルグ、上空の飛行機から左右の都市のスカイラインへ航路の弧が伸びる線画イラスト

日本のHYROXは、2026/27シーズンで2大会しかありません。1月の大阪と4月の名古屋です。年に1本走れば満足という人にはそれで足りますが、幕張で完走してタイムが出たあと、次はもっと速く走りたいと思った人には少なすぎます。1月に走って4月にもう一度出ても、そのあとは次のシーズンまで本番のない期間が続きます。

そこで現実的な選択肢になるのが、飛行機で数時間のアジアの大会です。同じ競技で同じ8種目なので、出した結果はそのまま国内で走ったタイムと比べられます。ただし日程の並び方も、会場までの行き方も、走る前に済ませておく手続きも国内とは違います。この記事は日程を並べて終わりにせず、日本から出に行く人が申し込みボタンを押す前に確認しておくことに絞って書きます。

結論
  • 2027年のアジアは香港1月・バンコク2月・台北3月・仁川5月の4大会。国内の大阪1月・名古屋4月のすき間にきれいに入る
  • 移動が最短なのは仁川で東京から2時間30分前後、会場が空港に最も近いのは香港のAsiaWorld-Expo
  • 年内にもう1本走りたいなら、上海10月・ソウル11月・シンガポール11月・クアラルンプール12月がすでに動いている
  • 韓国のK-ETA一時免除は2026年12月31日までとされ、2027年5月の仁川はその外側。再延長は未定なので申込時と渡航直前の2回確認する

国内2大会では、走れる月が1月と4月の2つしかない

まず前提を確認します。2026年9月1日に公式イベントページで確認した時点で、2026/27シーズンの日本開催は「BYD HYROX 大阪」が2027年1月21日(木)〜24日(日)にインテックス大阪、「HYROX Nagoya」が4月16日(金)〜18日(日)にポートメッセなごや。この2つだけです。チケットの発売日はどちらもまだ公表されていません。

国内の日程やチケットの現況、大阪と名古屋のどちらに申し込むかという判断は「HYROX 2027 日本開催スケジュール」が扱っています。この記事は、その2大会を前提にして国内だけでは足りない人が3本目をどこで走るかを担当します。競技そのもののルールや8種目の中身を先に知りたい場合は「HYROX(ハイロックス)とは?全8種目・ルール」から読んでください。

2027年のアジアは4大会|国内2大会のすき間にきれいに入る

2026年9月7日に日本語・英語のレースカレンダーを突き合わせて確認した、2027年のアジアの開催は次のとおりです。飛行時間は東京発の直行便でのおおよその目安で、出発空港や便、季節によって前後します。

大会・会場日程東京からの飛行時間の目安
AIA HYROX Hong Kong(AsiaWorld-Expo)2027年1月7〜10日約5時間
BYD HYROX Bangkok(会場未確認)2027年2月11〜14日約6〜7時間
HYROX Taipei(会場未確認)2027年3月12〜14日約3時間30分〜4時間
BYD HYROX Incheon(Songdo Convensia)2027年5月13〜16日約2時間30分

この4つを国内の大阪(1月21〜24日)と名古屋(4月16〜18日)の間に置いてみると、埋まり方がはっきりします。香港は大阪の2週間前なので、両方に本気で出るのはかなり厳しい並びです。逆に台北の3月12〜14日は、大阪から7週間、名古屋まで5週間という位置にあり、シーズン中に3本走りたい人にとってはいちばん収まりのいい枠になります。仁川の5月13〜16日は名古屋の4週間後で、国内シーズンを締めたあとの追加の1本として機能します。

日程はシーズン中に追加・変更されます。実際、2026年3月時点の英語まとめでは香港・バンコク・台北・仁川はいずれも「26/27シーズンは未確定」と書かれていて、その後に発表されて上の日程になりました。申し込む前に公式のFind My Raceで最新の表示を確認してください。なお公式のFind My Raceは2026年9月7日時点で自動取得を拒否する設定になっており、ブラウザで開く必要があります。

年内にもう1本走るなら、10月から12月のアジアが先に動いている

「3本目」を2027年まで待たなくても、この秋から冬のアジアはすでに埋まっています。国内には該当する大会がない期間なので、今から準備が間に合う人にはこちらのほうが早い選択です。

都市日程東京からの飛行時間の目安
上海2026年10月31日〜11月1日約3時間
ソウル2026年11月中旬(13〜15日と表記)約2時間30分
シンガポール2026年11月下旬(26〜29日と表記)約7〜8時間
クアラルンプール2026年12月10〜13日約7〜8時間

ソウルとシンガポールは、参照したカレンダーによって日付が1日ずれて表記されていました。前後の便を取る前に公式ページで日付を確定させてください。中国と東南アジアの大会については、日本国籍者の査証の要否や電子申告の必要性を今回は調べていません。国ごとに条件が違い、しかも期間限定で運用が変わることがあるため、外務省の海外安全ホームページ(https://www.anzen.mofa.go.jp/)と各国の在日公館で、大会ごとに自分で確認してください

会場の場所で見ると、香港と仁川が抜けて行きやすい

海外レースで意外と効いてくるのが、空港から会場までの距離です。競技会場が街の中心から遠いと、前日の受付と当日の朝で2往復することになり、その移動だけで疲れます。日本から出る前提でこの点が優れているのが香港と仁川の2会場です。

香港のAsiaWorld-Expoは香港国際空港の隣接地にあります。空港から会場までが実質ゼロに近いという、レース会場としてはかなり特殊な立地です。6月の世界選手権も同じ会場で行われます。

AsiaWorld-Expo(アジア国際博覧館・1 Airport Expo Blvd, Chek Lap Kok, Hong Kong/香港国際空港隣接)

仁川のSongdo Convensiaは、仁川国際空港と橋でつながった松島国際都市にあります。ソウル市内まで出ずに空港側で完結できるので、移動時間だけを見れば日本から最も短く済む大会です。

Songdo Convensia(松島コンベンシア・韓国 仁川広域市 延寿区 松島国際都市)

香港は1月と6月の2回ある|同じ会場でも出られる条件が違う

香港のカレンダーを見ると1月7〜10日と6月10〜13日の2回が並んでいて、しかも会場はどちらもAsiaWorld-Expoです。ここは間違えやすいので分けて書きます。

AIA HYROX Hong KongPUMA HYROX World Championships
日程2027年1月7〜10日2027年6月10〜13日
出られる人チケットを買えば誰でも招待された選手のみ
入り方発売と同時にエントリーシーズン中の対象大会で上位に入る

1月のほうは通常のレースで、チケットさえ取れれば初挑戦でも走れます。6月のほうは世界選手権で、主催者が示している目安は世界の参加者のうち上位およそ0.5%。招待メールを受け取ってから48時間以内に承諾と支払いを済ませる必要があります。この枠の配られ方と48時間ルールは「HYROX世界選手権2027」に整理してあります。本記事が扱うのは誰でもエントリーできる通常レースのほうで、世界選手権の出場条件は扱いません。

ひとつだけ関連するのが仁川の位置です。26/27シーズンは5月16日の開催週までの大会が2027年香港大会のスロットを持つとされており、仁川の5月13〜16日はちょうどその境界の週にあたります。世界選手権も視野に入れている人にとっては意味の変わる位置なので、この大会がスロットの対象かどうかは公式ページで必ず確認してください。

エントリー自体は国内と同じ|違うのは買ったあとに決まっていること

HYROXのアカウントは世界共通です。幕張や大阪の申し込みで作ったアカウントのまま、香港でも台北でも同じログインでチケットを買えます。区分の考え方も共通で、Open・Pro・ダブルス・リレーという枠組みは国内大会と同じ並びです。どの区分が用意されるかは大会ごとに違うので、そこだけイベントページで見てください。

面倒なのは買ったあとです。参加費が現地通貨で決済されるのでカードの為替手数料が乗ること、キャンセルと名義変更の条件がその大会の規約で決まっていること、スタートするウェーブの時刻が現地時間で表示されること。このあたりは大会ごと・国ごとに違うので、国内と同じ運用だと思って進めると噛み合いません。2027年アジア各大会の参加費については、今回の調査では確認できませんでした。金額はチケットページでしか出ないため、公式で確かめてください。

枠は取れたのに走れない|海外レースで詰む3つのタイミング

チケットを買った時点で安心してしまうと、当日走れないところまで行きます。落ちるのはいつも競技の準備ではなく、その手前の3か所です。

詰まる場所いつ確認するか
入国手続きの有効期限申し込む前と渡航直前の2回
レースパック受付の時間帯航空券を押さえる前
スタートウェーブの割り当て帰りの便を決める前

1つ目は、入国手続きの有効期限が大会の日をまたぐケース。韓国のK-ETAがまさにそれで、日本国籍者を含む一部の国・地域は現在一時免除の対象とされています。K-ETA公式サイトには2026年3月20日付で「K-ETA一時免除期間の延長のお知らせ」が掲出されています(2026年9月7日確認)。ただし免除の終了日と対象国の一覧は、このページの本文からは読み取れませんでした。日本語の旅行情報では免除は2026年12月31日までと報じられており、それが正しければ2027年5月13〜16日の仁川大会は免除期間の外側に出ます。再延長されるかどうかは2026年9月時点では決まっていません。K-ETAは申請手数料が10,000ウォン、審査は一般的に72時間以内とされているので、必要になった場合でも前日に気づけば間に合う可能性はありますが、そこに賭ける理由はありません。申し込むときと渡航直前の2回、公式で確認してください。

2つ目は、ゼッケンを受け取る受付の時間帯。HYROXは走る前にレースパック(ゼッケンなど)を受け取ります。受付が開いている時間は大会ごとにイベントページで決まっていて、レース当日より前に締まることもありえます。当日の朝に着く便しか押さえていないと、走る前の受付で詰みます。飛行機を押さえる前に、その大会の受付時間を先に見てください。日本の大会でこれを気にしなくてよかったのは、そもそも会場に前入りしやすい距離だったからです。

3つ目は、帰りの便を先に固定してしまうこと。自分のスタートウェーブが何時になるかは申し込んだ時点では決まりません。しかも表示は現地時間です。朝いちばんのウェーブに入っても夕方のウェーブに入っても対応できる日程を組んでおかないと、走り終わってすぐ空港へ走る羽目になります。会場での荷物受け取りや表彰の時間も読めないので、レース翌日の便にしておくのが無難です。

荷物のなかで現地調達に置き換えづらいのが靴です。サイズ表記もモデルの在庫状況も国によって違うので、履き慣れた1足は持っていくほうが確実です。ソリを押す接地とラン8kmの両方をこなす靴の選び方は「HYROXの靴選び」に書きました。

費用は「国内遠征に何が足されるか」で見る

金額そのものは時期や便で大きく動くうえ、2027年アジア各大会の参加費は今回確認できていないので、ここでは相場を出しません。代わりに、国内の大阪・名古屋に遠征する場合と比べて何が増えるかを並べます。増える項目が分かれば、自分の条件で見積もりを立てられます。

費目国内(大阪・名古屋)アジア(香港・台北・仁川など)
移動新幹線または国内線の往復国際線の往復。時期で価格差が大きい
宿泊前日1泊で足りることが多い受付とウェーブ時刻の都合で最低2泊
手続き不要パスポート、国によって査証や電子申告
決済円建て現地通貨。カードの為替手数料が乗る

見落としやすいのは宿泊数です。国内なら当日朝の移動で済ませられる大会でも、海外では受付が前日に締まる可能性があるぶん前泊が必要になり、ウェーブが遅い時間に入れば当日の帰国も無理になります。宿は2泊、レース翌日の便を基準に見積もっておくと、あとから足りなくなりません。

まとめ

  • 2027年のアジアは香港1月7〜10日、バンコク2月11〜14日、台北3月12〜14日、仁川5月13〜16日の4大会。国内の大阪1月・名古屋4月のすき間に入る
  • 3本目を1本だけ足すなら、大阪と名古屋の中間にある台北がいちばん収まりがいい
  • 移動が最短なのは仁川で東京から約2時間30分。会場が空港に最も近いのは香港のAsiaWorld-Expo
  • 年内に走るなら上海10月・ソウル11月・シンガポール11月・クアラルンプール12月がすでに動いている
  • 韓国のK-ETA一時免除は2026年12月31日までとされ、2027年5月の仁川はその外側。再延長は未定
  • 航空券より先に、その大会の受付時間を確認する

ご注意: 開催日程・会場・参加費はシーズン中に追加・変更されます。この記事の内容は2026年9月7日に確認したもので、航空券や宿を手配する前に必ず公式のイベントページで最新の表示を確かめてください。査証・電子渡航認証・パスポートの残存有効期間の要件は国ごとに異なり、期間限定の措置で変わることがあります。外務省の海外安全ホームページと各国の在日公館で、渡航前にご自身で確認してください。長時間のフライト直後に高強度のレースを走ると脱水や体調不良を起こしやすくなります。持病がある方や体調に不安のある方は、渡航と出場について事前に医師へご相談ください。

よくある質問(FAQ)

2027年にアジアで開催されるHYROXはどこですか?
2026年9月7日にカレンダー各種で確認した時点では、AIA HYROX Hong Kong(1月7〜10日・AsiaWorld-Expo)、BYD HYROX Bangkok(2月11〜14日)、HYROX Taipei(3月12〜14日)、BYD HYROX Incheon(5月13〜16日・Songdo Convensia)の4大会が並んでいます。加えて6月10〜13日に香港で世界選手権がありますが、こちらは招待制です。日程はシーズン中に追加・変更されるため、申し込み前に公式のFind My Raceで最新の表示を確認してください。
日本の大会と海外の大会でエントリーの仕方は違いますか?
HYROXのアカウントは世界共通なので、日本の大会で作ったアカウントのまま海外大会のチケットを買えます。違うのは買ったあとです。参加費の通貨、キャンセルや名義変更の条件、ゼッケンを受け取る受付の時間帯は大会ごとの規約とイベントページで決まっているため、国内と同じつもりで進めず、その大会のページを必ず読んでください。
韓国の仁川大会に出るのにK-ETAは必要ですか?
2026年9月7日時点では確定していません。日本国籍者を含む一部の国・地域はK-ETAの一時免除の対象とされていますが、この免除は2026年12月31日までと報じられており、仁川大会の2027年5月13〜16日はその外側に出ます。再延長されるかどうかは未定なので、申し込むときと渡航直前の2回、K-ETA公式サイトと外務省の海外安全ホームページで確認するのが安全です。
日本から一番行きやすいアジアの大会はどこですか?
移動時間だけで見れば韓国の仁川が最短で、東京発の直行便で2時間30分前後が目安です。会場のSongdo Convensiaは仁川国際空港から橋でつながった松島国際都市にあります。香港のAsiaWorld-Expoは空港の隣という点で会場アクセスがきわめて短く、飛行時間は5時間前後が目安です。所要時間は出発空港や便によって前後します。