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HYROXシューズおすすめランキング15選【重量・ヒールドロップで比較|スレッドで滑らない1足】

最終更新: 2026-09-01

HYROXは1kmのランを8本走りながら、その合間にスレッドを押して引いてウォールボールを投げる競技です。だから靴選びは「走りやすさ」と「踏ん張りやすさ」のどちらを取るかという話になり、ここで迷う人がとても多い。このランキングでは楽天で今すぐ買える15足を、片足の重量(g)とヒールドロップ(mm)、アウトソールの素材で横並びにしました。数値は各商品ページの仕様欄に書かれている値だけを使い、書かれていないものは推測で埋めずに「記載なし」としています。実際に重量が読めたのは15足のうち9足、ドロップが読めたのは7足、両方そろっているのは6足でした。並べ方は、ランと重い種目を1足でまたぐ設計になっているものを上に置き、そのうえで仕様が数値で読めるか、価格、レビュー数の順に見ています。用途が片側に振り切れている靴は、それ自体が悪いわけではないので、下位でも役割をはっきり書きました。そもそも専用シューズが要るのかどうかは「HYROXシューズの選び方」に、競技そのものの流れは「HYROXとは」にまとめています。このページは、買う1足を絞り込むためのものです。

選定の軸
  • 片足の重量(g)。仕様欄の基準サイズが商品ごとに違うので、必ずサイズ表記とセットで見る
  • ヒールドロップ(かかととつま先の高低差)。大小は優劣ではなくラン寄りかリフト寄りかの性格
  • アウトソールの素材とパターン(屋内の床でどう噛むか)
  • アッパーの素材と通気
  • 想定用途(ラン寄り・リフト寄り・オールラウンド)
  • 実売価格

※各商品の評価軸は、コスパ=本体価格をランキング内で相対比較、レビュー評価=楽天の実レビュー(★・件数)を、編集部の主観を交えず機械的に算出しています。

目的別のおすすめ早見表

こんな人におすすめ理由
HYROX初参加の1足にリーボック ナノ X3クロストレーニング系で6,289円。全面ラバーのアウトソールで、走る局面と踏ん張る局面のどちらにも極端に不利にならない。
ラン区間のタイムを詰めたい人にアディダス アディゼロ BK片足約203g(27.0cm)と軽く、ドロップ6mmも小さい部類。5,940円で重量とドロップの両方が仕様欄に出ている6足のうち、最も安い1足。
スレッド・ウォールボールで踏ん張りたい人にTYR CXT-3 トレーナーアウトソールがヘリンボーン型のTYRTACラバーで、押す・引く方向に噛ませる設計。トゥボックスが広く、踏ん張ったときに足指が使える。
普段のジム練と兼用したい人にナイキ フリー メトコン 5かかとが硬く前足部が柔らかい二層構造で、スクワットのような種目と動きのある種目を1足でまたげる。ジム通いの日常靴としても使える。
並べ替え:
1

ナイキ フリー メトコン 5

¥13,750 参考価格(変動)

かかとは硬く前足部は柔らかいという二層構造で、重い種目と動きのある種目を1足でこなす前提で作られています。今回のオールラウンド4足のうち、仕様欄で重量を数値で出しているのはこれだけ。ただし基準はUS8.0(26.0cm)で片足約284gなので、27.0cm基準の他社と直接は比べられません。

  • 片足約284g。仕様欄の基準はUS8.0(26.0cm)
  • かかとが硬く前足部が柔らかい二層構造
  • アッパーは合成皮革と合成繊維
  • 同価格帯のランニングシューズに比べると重い
  • 長い距離を走る区間では脚が残りにくい
コスパ 参考価格 ¥13,750
レビュー評価 楽天レビュー ★5(1件)

こんな人におすすめ走る種目と重い種目を1足でまたぎたい人

2

リーボック ナノ X3

¥6,289 参考価格(変動)

リフト時は硬く、走ると柔らかくなるリフトアンドランシャーシを積んだクロストレーニングの定番です。アウトソールは全面ラバーで、接地面のどこで踏んでもゴムが当たります。オールラウンド4足では最も安い6,289円で、最初の1足として金額のハードルが低いのが大きい。

  • 全面ラバーアウトソール
  • 硬さが局面で変わるリフトアンドランシャーシ
  • 6,289円。オールラウンド4足では最も安い
  • 仕様欄に重量の記載がない
  • ヒールドロップの記載もない
コスパ 参考価格 ¥6,289
レビュー評価 楽天レビュー ★5(1件)

こんな人におすすめ予算を抑えてHYROXに初参加する人

3

ナイキ フリー メトコン 6

¥8,591 参考価格(変動)

アウトソールにレーザーカット加工を入れて前足部の曲がりを増やした最新世代です。アッパーはエンジニアードメッシュで通気に振ってあり、汗をかく屋内会場との相性がいい。8,591円と5より安く出ていますが、仕様欄に重量もドロップも書かれていないのが弱点です。

  • アウトソールのレーザーカット加工で前足部が曲がりやすい
  • エンジニアードメッシュアッパー
  • 8,591円。重量とドロップの記載はなし
  • 仕様欄に重量・ヒールドロップの記載がない
  • 数値での比較ができない
コスパ 参考価格 ¥8,591
レビュー評価 楽天レビュー ★5(2件)

こんな人におすすめメトコンの最新世代を安く手に入れたい人

4
コスパNo.1

アディダス アディゼロ BK

¥5,940 参考価格(変動)

仕様欄に数値が全部出ている1足で、片足約203g(27.0cm)、ドロップ6mm(ヒール24mm/前足部18mm)。重量とドロップの両方が読める6足のなかでは5,940円と最も安く、数値で判断したい人には入りやすい価格です。アウトソールはアディウェアラバーで全体接地。レビューはまだ0件です。

  • 片足約203g(27.0cm)・ドロップ6mm
  • 重量とドロップの両方が読める6足で最安の5,940円
  • ミッドソールは薄めでクッションの余裕は少ない
  • ミッドソールが薄め
  • 重い負荷を担いだまま長く立つ種目ではクッションの余裕が少ない
コスパ 参考価格 ¥5,940

こんな人におすすめラン区間の脚の運びを軽くしたい人

5

オン クラウドサーファー ネクスト

¥18,700 参考価格(変動)

仕様欄にドロップ5mm・重さ273gと両方が書かれています。この5mmはHOKA マッハ7と並んで15足で最も小さい数字です。レビューは26件で15足のなかで3番目に多く、平均は★4.85。アッパーはウーブンメッシュで、アウトソールのラバーはパッド状の部分配置です。

  • ドロップ5mmは15足でもっとも小さい(HOKA マッハ7と並ぶ)
  • 重さ273g。レビュー★4.85(26件)
  • ラバーは部分配置で、横方向の踏ん張りは全面ラバー勢に劣る
  • アウトソールのラバーは部分配置で、全面ラバーのジム向けモデルほど横方向の踏ん張りは効かない
  • ロード向けの設計でウォールボールやスレッドを想定した溝ではない
コスパ 参考価格 ¥18,700
レビュー評価 楽天レビュー ★4.85(26件)

こんな人におすすめ低いドロップで走りたい人

6

ホカ マッハ 7

¥17,600 参考価格(変動)

仕様欄で重量237g・オフセット5mmと明記されています。スーパークリティカルフォームEVAのミッドソールで、厚底ながら15足のなかでは軽い側です。レビューは★5が4件。ラバーはDurabrasionのヒール配置なので、床を全面で掴む作りではありません。

  • 重量237g・オフセット5mm
  • 厚底だが軽い側。アッパーはクリールジャカード
  • ラバーはヒール中心の配置
  • ミッドソールが厚く沈むので、高重量を担いだ種目では足元が安定しにくい
  • ラバーはヒール中心の配置で、全面ラバーのトレーニングシューズほど床を掴まない
コスパ 参考価格 ¥17,600
レビュー評価 楽天レビュー ★5(4件)

こんな人におすすめクッションを残したまま低ドロップにしたい人

7

プーマ ディヴィエイト ピュア ニトロ

¥18,000 参考価格(変動)

ディヴィエイトからカーボンプレートを抜いた素直な履き心地のモデルです。仕様欄で約220g(27.0cm)、ドロップ8mm、スタックハイト38mm/30mmと全部読めます。レビューは★5が5件。アウトソールはロード向けなので、スレッド用の溝ではありません。

  • 約220g(27.0cm)・ドロップ8mm・38mm/30mm
  • カーボンプレートなしで反発の癖が少ない
  • レビュー★5(5件)
  • アウトソールはロード向けの設計
  • 屋内のスレッド押し引きを想定した溝ではない
コスパ 参考価格 ¥18,000
レビュー評価 楽天レビュー ★5(5件)

こんな人におすすめ走りの快適さを優先しつつ癖の少ない靴がほしい人

8

プーマ ディヴィエイト ニトロ 4

¥22,000 参考価格(変動)

カーボン入りミッドソールにPUMAGRIPラバーを合わせたレース向けです。約250g(27cm)、ドロップ8mm、38mm/30mmと数値は揃っていますが、22,000円と15足で2番目に高い。ソールが厚く反発が強いぶん、重い荷物を担いだ種目では足元が沈みます。

  • 約250g(27cm)・ドロップ8mm
  • カーボン入りミッドソール+PUMAGRIPラバー
  • 22,000円。担ぐ種目では沈み込みが出る
  • ソールが厚く反発が強い
  • 重い荷物を担いだ種目では足元が沈んで安定しにくい
コスパ 参考価格 ¥22,000
レビュー評価 楽天レビュー ★5(1件)

こんな人におすすめラン区間の比重が大きい走り主体の人

9

プーマ ディヴィエイト ニトロ 3

¥8,990 参考価格(変動)

1世代前のディヴィエイトで、価格が8,990円までこなれています。仕様欄にはドロップ10mmと明記があり、これは15足で最も大きい数字。かかとが高い設定なので走りは楽な一方、深くしゃがむ種目では重心が前に流れやすくなります。重量の記載はありません。

  • ドロップ10mmは15足中もっとも大きい
  • アウトソールはラバー100%
  • 8,990円。重量の記載はなし
  • 仕様欄に重量の記載がない
  • 軽さでの比較ができない
コスパ 参考価格 ¥8,990
レビュー評価 楽天レビュー ★5(1件)

こんな人におすすめ型落ちで走り系を安く揃えたい人

10

アシックス S4+ YOGIRI

¥12,690 参考価格(変動)

ミッドソールの上層にレース用と同じFF TURBO PLUSを入れた練習向けモデルです。アッパーはやわらかい素材にアップデートされていて、レビューは★4.5が6件。ただし仕様欄に重量もドロップも書かれておらず、他の14足と数値で並べられません。アウトソールはゴム底とだけ記載があります。

  • ミッドソール上層にFF TURBO PLUS
  • レビュー★4.5(6件)
  • 重量・ドロップの記載がなく数値比較ができない
  • 仕様欄に重量の記載がない
  • ヒールドロップの記載もない
コスパ 参考価格 ¥12,690
レビュー評価 楽天レビュー ★4.5(6件)

こんな人におすすめ普段の練習ランと兼用したい人

11

アンダーアーマー トライベース レイン 6

¥13,090 参考価格(変動)

アウトソールのTRIBASE構造で接地面を広く保つジム向けモデルです。前足部はやわらかくかかとは硬い異素材構成で、ナイロンプレートが反発と安定を受け持ちます。仕様欄の重量は約332gですが、基準が25.5cm片足なので27.0cm基準の数値とは直接比べられません。ドロップの記載はなし。

  • TRIBASE構造のアウトソールで接地面を広く保つ
  • 重量は約332g。仕様欄の基準は25.5cm片足
  • 13,090円。ヒールドロップの記載はなし
  • 仕様欄にヒールドロップの記載がない
  • 15足のなかでは重い部類で、走る区間が長いと脚に負担が出やすい
コスパ 参考価格 ¥13,090

こんな人におすすめジムでの踏ん張りを重く見る人

12

TYR CXT-3 トレーナー

¥32,340 参考価格(変動)

アウトソールがヘリンボーン型のTYRTACラバーで、押す方向にも引く方向にも噛むパターンです。トゥボックスが広く、踏ん張ったときに足指が開けます。約354g(メンズUS9)は仕様欄に出ている重量では15足で最大、32,340円も15足で最も高い。走る比重が大きい人には向きません。

  • ヘリンボーン型TYRTACラバーアウトソール
  • 約354g(メンズUS9)・ドロップ9mm
  • 32,340円で15足中もっとも高い。レビューはまだ0件
  • 12足で最も重く、価格も最も高い
  • 走る比重が大きい人には向かない
コスパ 参考価格 ¥32,340

こんな人におすすめスレッドやウォールボールで踏ん張りを最優先する人

13

H&Yo ベアフットトレーニングシューズ

¥6,990 参考価格(変動)

仕様欄で片足約200g、フラットヒールと書かれた薄底タイプです。この200gは仕様欄に出ている重量では15足で最も小さい数字になります。床の感覚を残したまま踏ん張れるので、重い種目寄りの使い方に向きます。レビューは★4.71が87件。ドロップは「小さい」とあるだけで数値の記載はありません。

  • 片足約200gは15足の重量表記でもっとも小さい
  • フラットヒール。レビュー★4.71(87件)
  • 6,990円。ドロップの数値記載はなし
  • 仕様欄はドロップが「小さい」とあるだけで数値は未記載
  • クッションが薄く、走る距離が長いと脚に来る
コスパ 参考価格 ¥6,990
レビュー評価 楽天レビュー ★4.71(87件)

こんな人におすすめ薄底で床を感じながら踏ん張りたい人

14

リーボック ナノ X4

¥20,870 参考価格(変動)

ナノ系の後継で、フレックスウィーブアッパーとゴムアウトソールという構成そのものはHYROX向きです。ただし仕様欄の重量表記は0.34kgとあるだけで片足か両足かの明記がなく、ドロップの記載もありません。取り寄せ扱いで20,870円と高く、判断材料が少ないぶん順位を上げにくい1足です。

  • フレックスウィーブアッパー+ゴムアウトソール
  • 重量表記は0.34kgだが片足か両足かの記載がない
  • 取り寄せ扱いで20,870円。レビューは0件
  • 取り寄せ扱いで価格が高い
  • ヒールドロップの記載がない
コスパ 参考価格 ¥20,870

こんな人におすすめナノ系の新しい世代を指名で買いたい人

15
コスパNo.1

WINDIX リフティングシューズ

¥3,480 参考価格(変動)

薄底フラットソールに面ファスナーストラップを足した高重量向けで、3,480円と15足で最も安い。レビューは★4.53が114件で、件数は15足で最多です。ただし仕様欄にランやジャンプには非推奨と明記されているので、レース本番の1足にはなりません。重量表記も片足か両足か不明です。

  • 3,480円で15足中もっとも安い
  • レビュー★4.53(114件)は15足中最多
  • 仕様欄でラン・ジャンプは非推奨と明記
  • 仕様欄の420g(41サイズ)が片足か両足か不明
  • 仕様欄でランやジャンプには非推奨と明記されている
コスパ 参考価格 ¥3,480
レビュー評価 楽天レビュー ★4.53(114件)

こんな人におすすめレース用とは別に、練習の重い種目専用に1足足したい人

全15商品をまとめて比較する
順位 商品名 参考価格 コスパ レビュー評価
1位 ナイキ フリー メトコン 5 ¥13,750 ★★★ ★5(1件)
2位 リーボック ナノ X3 ¥6,289 ★★★★ ★5(1件)
3位 ナイキ フリー メトコン 6 ¥8,591 ★★★★ ★5(2件)
4位 アディダス アディゼロ BK ¥5,940 ★★★★★
5位 オン クラウドサーファー ネクスト ¥18,700 ★★ ★4.85(26件)
6位 ホカ マッハ 7 ¥17,600 ★★ ★5(4件)
7位 プーマ ディヴィエイト ピュア ニトロ ¥18,000 ★★ ★5(5件)
8位 プーマ ディヴィエイト ニトロ 4 ¥22,000 ★5(1件)
9位 プーマ ディヴィエイト ニトロ 3 ¥8,990 ★★★★ ★5(1件)
10位 アシックス S4+ YOGIRI ¥12,690 ★★★ ★4.5(6件)
11位 アンダーアーマー トライベース レイン 6 ¥13,090 ★★★
12位 TYR CXT-3 トレーナー ¥32,340
13位 H&Yo ベアフットトレーニングシューズ ¥6,990 ★★★★ ★4.71(87件)
14位 リーボック ナノ X4 ¥20,870 ★★
15位 WINDIX リフティングシューズ ¥3,480 ★★★★★ ★4.53(114件)

失敗しない選び方

ヒールドロップは「小さいほど良い」ではない
ヒールドロップは、かかとの厚みからつま先の厚みを引いた差のことです。今回並べた15足で数値が読めたのは7足で、On クラウドサーファー ネクストとHOKA マッハ7の5mm から ディヴィエイト ニトロ3の10mm まで、5mmの幅がありました。ここでよくある勘違いが「HYROXなら低ドロップが正解」というもので、実際はそう単純ではありません。ドロップが小さいとかかとが低く、足首から下で床を捉える感覚が残るのでスレッドやウォールボールでは踏ん張りやすくなります。一方でふくらはぎとアキレス腱にかかる負担は増えるので、8kmを走り切る前提だと後半で張ってくることがあります。逆にドロップが大きいと走りは楽になりますが、深くしゃがむ種目では重心が前に流れやすい。つまりこの数値は性能ではなく性格の指標で、自分がどちらの区間で削られているかによって選ぶ向きが変わります。走り込みが足りていないと感じているなら8mm前後、種目でつまずいているなら5〜6mmから探すのが現実的な入口です。なお残る8足は仕様欄にドロップの記載がなく、ここで比べること自体ができません。
重量の数字は、サイズ基準を確認してからでないと比べられない
軽さは走る区間に直結するので誰もが気にする項目ですが、シューズの重量表記には落とし穴があります。基準にしているサイズがメーカーごとに違うのです。15足のうち重量が読めたのは9足で、幅は200gから354gでした。ただしその中身を見ると、ナイキ フリー メトコン5は「US8.0(26.0cm)で約284g」、アンダーアーマー トライベース レイン6は「25.5cm片足で約332g」、プーマのディヴィエイト系は「27.0cm で約220g/約250g」、TYRは「メンズUS9で約354g」と、基準がばらばらです。同じ靴でもサイズが1cm違えば10g以上変わるので、25.5cm基準の332gと27.0cm基準の250gを並べて「82g差」と読むのは正確ではありません。数字を比べるときは、必ずカッコの中のサイズ表記まで見てください。もう一つ、片足なのか両足なのかが書かれていない商品もあります。ナノX4の「0.34kg」やWINDIXの「420g(41サイズ)」がそれで、片足340gならかなり重い部類、両足340gならかなり軽い部類と、解釈で結論が正反対になります。書かれていない数値は、こちらのランキングでも数値としては扱っていません。
屋内会場の床では、アウトソールの「面積」が効く
日本開催のHYROXは幕張メッセのような屋内会場で行われ、床はコンクリートの上にマットや養生が敷かれた状態になります。ここで問題になるのが、給水や汗で床が濡れることです。ロード用のランニングシューズはアウトソールのゴムを必要な場所だけに置いて軽量化していることが多く、実際にOn クラウドサーファー ネクストは「ラバーパッド」、HOKA マッハ7は「Durabrasion Rubberヒール」と、部分配置であることが仕様欄から読み取れます。濡れた平滑な床では、この置き方だと接地面積が足りずに滑ることがあります。反対に全面接地を明記していたのは、全面ラバーアウトソールのリーボック ナノX3、ラバー100%のディヴィエイト ニトロ3、接地面を広く保つTRIBASE構造のアンダーアーマー トライベース レイン6、そしてヘリンボーン型パターンのTYR CXT-3でした。ヘリンボーンは杉の葉のようなV字を並べたパターンで、前後どちらの方向に力をかけてもエッジが立つため、スレッドを押す動きと引く動きの両方で噛みます。スレッドで足が空転した経験がある人は、素材そのものより「ゴムがソール全面にあるか」を先に見てください
1足で完結させるか、2足に分けるか
HYROXはランと種目が交互に来るので、レース中に靴を履き替えることはできません。したがって本番用は必ず1足で、そこは走りと踏ん張りの妥協点を探すことになります。今回のラインナップだと、仕様欄で用途をオールラウンドと読めるのはメトコン5・メトコン6・ナノX3・ナノX4の4足で、これらが本番用の中心です。残りは走り寄りが7足、踏ん張り寄りが4足と、性格がはっきり分かれています。一方で練習は話が別で、スレッドやウォールボールだけを反復する日に薄底のフラットソールを使う人は珍しくありません。WINDIXのように3,480円で買える薄底があると、本番用のソールをすり減らさずに済むという副次的な利点もあります。ただしWINDIXは仕様欄でランとジャンプを非推奨と書いているので、そのまま本番に持ち込むと走りで痛い目に遭います。2足に分けるなら、本番用は必ず走れるものにして、練習用は用途を限定して使うのが安全です。予算が1足ぶんしかないなら、迷わずオールラウンド側から選んでください。
3,480円から32,340円まで、価格差で買っているもの
今回の15足は最安3,480円から最高32,340円まで約9倍の開きがありました。この差が何かというと、性能そのものというより、走る性能をどこまで持たせているかです。1万円を下回るのは6足で、薄底のフラットソール(WINDIX 3,480円、H&Yo 6,990円)と、走りに特化した軽量モデル(アディゼロBK 5,940円、ディヴィエイト ニトロ3 8,990円)、そしてクロストレーニング系(ナノX3 6,289円、メトコン6 8,591円)が並びます。この帯でも数値が読めるものはあり、アディゼロBKは203gと6mmを両方公開しています。2万円を超えるのは3足で、そこで増えるのはカーボンプレート(ディヴィエイト ニトロ4)や競技向けに設計されたアウトソールパターン(TYR CXT-3)といった、目的が絞られた作りです。初参加でタイムに具体的な目標がないなら、1万円前後までで十分に選べます。買い替えのサインが出てから上の帯を検討する順番については「HYROXシューズの選び方」で整理しています。

よくある質問

普段のランニングシューズでHYROXに出られますか?
出られます。初参加で完走が目標なら、今履いているランニングシューズで足りることが多いです。ただしアウトソールのゴムが部分的にしか置かれていないモデルは、濡れた屋内の床でスレッドを押すときに滑ることがあります。実際に滑った、踵が浮いた、終盤に足裏が痛んだといった体感が出てから買い替えを検討するほうが無駄になりません。
ヒールドロップは何mmを選べばいいですか?
正解の数値はありません。今回の15足で数値が読めた7足は、5mmから10mmの範囲に収まっていました。小さいほど踏ん張りやすく、ふくらはぎとアキレス腱の負担は増えます。大きいほど走りは楽で、深くしゃがむ種目では重心が前に流れやすくなります。走りで削られているなら8mm前後、種目で足元が不安定なら5〜6mmを目安に探してください。
クロストレーニングシューズとリフティングシューズはどう違いますか?
クロストレーニングシューズは走る動作と重い種目の両方をこなす想定で、かかとを硬く前足部を柔らかくするなど部位ごとに硬さを変えています。リフティングシューズは高重量を支えることに振り切った作りで、薄底フラットのものと、逆にかかとを高くして深くしゃがみやすくしたものがあります。後者はランを想定していないので、HYROXの本番用には向きません。
サイズは普段と同じでいいですか?
走る距離が長いぶん、レース後半は足がむくんでつま先側が窮屈になります。試着できるなら夕方以降に、レースで履く靴下を持って行って合わせるのが確実です。仕様欄の重量表記に使われている基準サイズ(25.5cm、26.0cm、US9など)は、その商品の標準サイズを示しているだけで、あなたが選ぶサイズとは関係ありません。
本番用と練習用で分けるべきですか?
予算に余裕があれば有効です。スレッドやウォールボールだけを反復する練習日に薄底のフラットソールを使えば、本番用のアウトソールをすり減らさずに済みます。ただし練習用として売られている薄底には、仕様欄でランやジャンプを非推奨としている製品があります。用途を限定して使い、本番には持ち込まないでください。
新品を買ったらすぐ本番に使えますか?
避けたほうが無難です。ソールの硬さやアッパーのあたりは履き込むほど足になじみます。練習で何度か使って靴擦れや違和感が出ないことを確かめてから本番に回すと、当日に足元のトラブルへ気を取られずに済みます。

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