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基礎代謝を上げる方法|「筋肉を増やす」が近道、正しい考え方

2026年7月15日(更新: 2026年7月15日)
体の内側でエネルギーを燃やすイメージの線画イラスト。体の中心をボルト色で強調

「基礎代謝を上げれば太りにくくなる」——よく聞く話ですが、何をすれば上がるのかは意外と誤解されています。汗をかくこと=代謝アップではないし、サプリで劇的に上がるわけでもありません。この記事では、基礎代謝の正体と、いちばん確実な上げ方を、正直に解説します。

この記事の要点
  • 基礎代謝は何もしなくても消費するエネルギー。1日の消費の約6割を占める
  • いちばん確実な上げ方は筋肉を増やす/減らさないこと
  • とくに脚など大きな筋肉を鍛えるのが効率的
  • 無理な食事制限は逆効果。筋肉が落ちて代謝も下がる

基礎代謝とは?

基礎代謝は、じっとしていても、生きているだけで消費するエネルギーのこと。呼吸・体温維持・内臓の活動などに使われます。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、基礎代謝は1日の総消費エネルギーのおよそ6割を占めるとされます(活動代謝が約3割、食事による消費が約1割)。

つまり、消費エネルギーの大部分は「動いていないとき」に使われている、ということ。だからこそ、この基礎代謝の底上げがダイエットのカギになる、と言われるわけです。

「代謝を上げる」のよくある誤解

先に、勘違いされがちなポイントを整理します。

  • 「汗をかけば代謝が上がる」 → 汗は体温調節であって、代謝アップとは別。サウナや暑い部屋で汗をかいても基礎代謝は上がらない
  • 「サプリや食べ物で劇的に上がる」 → 一時的に消費が少し増えるものはあっても、劇的・持続的に基礎代謝を上げる魔法の食品はない
  • 「代謝は年齢で下がる一方」 → 加齢で下がる主因は筋肉量の減少。裏を返せば、筋肉を保てば下がり方をゆるめられる

いちばん確実な方法=筋肉を増やす・減らさない

基礎代謝のうち、筋肉が使う割合は大きく、筋肉量が多いほど基礎代謝は高くなりやすいとされます。だから遠回りに見えても、筋トレで筋肉を増やす(そして減らさない)のがいちばん確実です。

① 大きな筋肉から鍛える

同じ筋トレでも、大きな筋肉を動かすほうが効率的。とくに下半身は全身の筋肉の6〜7割を占めるので、脚を鍛えるとリターンが大きいです。「スクワットの正しいやり方」「脚の筋トレ」から始めるのがおすすめ。上半身なら「デッドリフト」など大きな種目が効率的です。

② 無理な食事制限で筋肉を落とさない

極端な食事制限は、脂肪と一緒に筋肉も落とし、かえって基礎代謝を下げます。これがリバウンドの大きな原因。減量中こそたんぱく質をしっかり摂り、筋肉を守るのが鉄則です(「PFCバランス」「高たんぱく食品」)。筋肉を保ちながら体脂肪を落とす考え方は「ボディリコンプ」も参考に。

日常の消費(NEAT)も見逃さない

基礎代謝そのものではありませんが、日常のこまめな活動(NEAT=運動以外の生活活動)を増やすと、1日の総消費が底上げされます。

「ジムでの1時間」より、1日を通したこまめな活動のほうが消費の合計は大きくなることもあります。

自分の基礎代謝を把握する

やみくもに頑張るより、今の自分の基礎代謝・筋肉量・体脂肪を数値で把握すると、変化を追えてモチベーションになります。体組成計があれば、体重だけでなく筋肉量や推定基礎代謝の変化を記録できます。

数値は機種による推定値なので、絶対値より「増えた/減った」の変化を見るのがコツです。

よくある誤解・セルフチェック

  • 「食べなければ痩せる」 → 短期は減るが筋肉が落ち、代謝が下がってリバウンドしやすい
  • 「有酸素だけやればいい」 → 脂肪は燃えるが筋肉は増えにくい。筋トレと組み合わせる
  • 「代謝アップサプリを飲めばOK」 → 土台は筋肉と活動量。サプリは主役にならない

まとめ

  • 基礎代謝は1日の消費の約6割。底上げの効果は大きい
  • いちばん確実なのは筋肉を増やす・減らさないこと。とくに脚など大きな筋肉
  • 無理な食事制限は逆効果。たんぱく質で筋肉を守る
  • 日常のこまめな活動(NEAT)も合わせて消費を底上げ

ご注意: 基礎代謝の数値は年齢・体格・機種による推定で、個人差があります。持病のある方や極端な減量を考えている方は、自己判断で無理をせず、必要に応じて医師や管理栄養士にご相談ください。急激な食事制限は健康を損なうおそれがあります。